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古今亭志ん生の落語を聴きながら寝ています(1) ~三軒長屋 [ちょっと一息]

 まだブログに慣れていないので、試行錯誤でいろいろとやってみています。なんちゃってコンサルティングと同じ状況ですね(汗)。

 去年からですが、落語を聴くようになりました。寄席に行ったりはしませんが、試行錯誤で煮詰まった夜には、寝るときに iPod で聴いています。寝るときに聴くのは、どうも古今亭志ん生(五代目)があうようで、よく眠れます。他の噺家さんも試しましたが、志ん生が一番のようです。つまらなくて寝てしまうのではありません。おそらく登場人物の話し方やキャラの違いを出すのがとてもうまくて、今のしゃべりが、はっつあんなのか熊さんなのか、考えなくてもいいからだと思います。違いを出すのがうまくないと、今しゃべったのは誰か、と何回か聴かないと考え込んでしまって眠れないのです。

 それがよく分かるのは「三軒長屋」という落語です。この落語は登場人物がとても多いのですが(主要人物だけでも5人)、志ん生はうまく描き分けています。さすが名人ですね。また、落語ですから最後はオチがあるのですが、この噺のオチは「う~ん、鮮やか!」という感じです。

古今亭志ん生 名演集6 三軒長屋(上)/三軒長屋(下)/もう半分

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/10/19
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 キャラの違いを出すのがうまいのが名人噺家なら、戦略の違いを出すのがうまいのが名人コンサルタントでしょうか・・なんちゃって・・おあとがよろしいようで。

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古今亭志ん生の落語を聴きながら寝ています(2) ~はてなの茶碗 [ちょっと一息]

 落語には、二束三文のものが、いつのまにか数百両とか千両の価値あるものになって、騒動を巻き起こす、というものがいくつかあるようです。「はてなの茶碗」もそのひとつです。

 水が漏れてしまう二束三文のどこにでもある茶碗が、偉い人・有名な人に紹介されて、千両の茶碗になったという騒動です。オチは、水が漏れるもっと大きな(高く売れるだろう)ものを持ってくる、というもので、この繰り返しはお笑いのパターンのひとつでしょうか。噺の舞台は、京都なのですが、登場人物は江戸っ子と京都人とすごく偉い人たちです。例に漏れず、志ん生は登場人物をうまく描き分けていて、それがまた臨場感があって、ストーリーとともに笑いを誘います。初めて聴いたときは、ベッドで寝ながら大笑いしてしまいましたが、幸せに眠りに落ちました。

古今亭志ん生 名演大全集 7 はてなの茶碗(茶金)/祇園祭り/探偵うどん

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 昔から、マーケティング・プロモーションには、有名人を使うのが有効だったようですね。なんちゃってコンサルな私も今は二束三文ですが、いずれ千両コンサルになれるでしょうか・・なんちゃって・・おあとがよろしいようで。

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古今亭志ん生の落語を聴きながら寝ています(3) ~千両みかん [ちょっと一息]

 多くの方々が被災されている東北地方太平洋沖地震において、日本人の一面について、海外メディアから驚き・称賛・尊敬のニュース・記事が掲載されるようになりました。その一面とは、これだけの甚大な被害を受けながら、多くの人が冷静で、暴動・略奪・不当な便乗値上げ、などが起きていないということです。確かに海外では、何か大きな災害があると、暴動・略奪・値上げを伝えるニュース・記事をよく見ました。

 被災地の方々はただでさえ厳しい環境にあるのにすごいことだと思います。しかしながら、ほとんど被害のない東京では半ばヒステリックな感じで、日用品がどんどん無くなっています。これは、政府も問題視しているようですが。まあ、政府も政府で、具体的な在庫量を数で示して、十分な供給力があることを説明できれば、不安になる人も少なくなると思うのですが・・・被災地には物資が運ばれつつありますし(ただし、物流の問題で流れにくいらしい)、他の地域にも十分な供給力があると政府は言っていますが、具体的な数値で示して欲しいなと思いました。

 さて、落語にも、本来安いものなのに千両出さないと買えない、なんて少し不当な噺の落語があります。「千両みかん」がそのひとつです。

 昔は夏にはみかんが無かったのだなぁ、ということがわかる噺ですが、その無いはずのみかんを見つけて、千両で買って、病気のせがれに食べさせる、という落語です。お金にケチなはずの商人が、病気のせがれのために大枚をはたく、という泣けてくるストーリーです。それに比べるとオチはちょっとしょぼいのですが、せがれのために使いに出た番頭の追い詰められる心理状況を、志ん生は絶妙に描写しています。

古今亭志ん生 名演大全集 17 千両みかん/佃祭り/素人相撲

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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 やはり、世の中に無いものは、今も昔も高く売れるのですね・・・競争戦略の基本ですよね。なんちゃってコンサルな私も世の中に無い顧客価値を生み出せるコンサルになれるでしょうか・・なんちゃって・・おあとがよろしいようで。

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